【令和2年】松代かわら版
「松代かわら版」とは、松代の毎月のイベント情報を紙面に載せた松代商店及び事業者による広告です。以下は当店主の平和とお客様への幸せを願って綴ったものです。
「子」歳。子孫繁栄、五穀豊穣が叶えられる年を迎え、おめでとうございます。
昨年は台風15号、19号による甚大な被害に遭ったにもかかわらず世相を表す漢字は、「令」が選ばれた。新元号「令和」にちなみ明るい時代を願う国民の思いが集約されたのであろう。
ところで、昨年中央アジアのアフガニスタンの地で命を落とした中村 哲医師の冥福を祈らざるを得ません。彼は、戦乱と干ばつそして貧困にあえぐアフガンで「緑の大地」復興に生涯をささげ、その貢献はアフガンの人々に明るい未来を与えた。
彼を思うと「一隅を照らす」という言葉が、脳裏に浮かびます。誰も注目しない物事に取り組む人こそ尊い。
タンスの着物大丈夫ですか。目が届かないものに注意を払うことが大事です。当店は、そのお役に立ちたい思いです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
2月、今年の冬は例年になく雪が少ない。地球温暖化が原因なのだろうか。世界の研究機関の報告では、18世紀の産業革命以降温室効果ガス特に二酸化炭素の排出が急激に増加をし、自然環境や人の暮らしに様々な影響や災害をもたらす証拠を世界平均気温の変化を数値で表して、地球温暖化に警鐘を鳴らした。直近では19号台風の大災害、オーストラリアでの大規模な森林火災など国内外を問わず甚大な被害を及ぼしている。
そんな状況を見かねて、立ち上がった若き環境活動家グレタ・トゥンベリさんは、地球温暖化は人災と遅々として進まない大人たちの未来の地球環境への対応を痛烈に非難した。
ところで、着物の管理を怠りカビやシミ汚れを放置することは、人災です。そんな時は当店にご相談ください。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
3月、子どもの健やかな成長を願う「ひなまつり」を迎える前に、中国武漢で発生した新型コロナウィルス感染症が世界各地に広がりを見せておりますが、日本では今のところ局地的流行にとどまっております。
この新型コロナウィルス感染症の拡大は、人々に不安を抱かせ、夏に開催される世界最大のスポーツイベント「東京五輪」に悪い影響が出ることに危惧を抱かせる。今までも人類は英知を結集して困難を乗り越えてきておりますので、何とか夏までにこの事態が収束することを祈るのみです。
同じような事がタンスに収納されている着物にも言えます。それはカビの発生です。風を入れ虫干しをすることが重要です。もし、困ったことがありましたらご相談承ります。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
4月、各地から桜の便りが聞こえ希望に満ちた春を迎えましたが、新型コロナウイルス感染がアジアから欧米へと広がり、東京五輪の開催が1年程度延期になった。1,2,3月で24,000円から7000円強急激な株価下落が示すように、国内の社会経済に大規模な混乱をもたらした。まさに「コロナショック」の到来です。
ただ一つの朗報は、先が見えないこの感染症に一縷の望みを与える治療薬「ナファモスタット」が東京大学より報告されました。何はともあれこの事態の早めの収束を願うばかりです。
ショックは、大なり小なり日常生活にはつきものです。春は着物でお出かけする機会が多い季節です。気を付けていても知らず知らずのうちに「新型コロナ」ではないですけれど、ヨゴレやシミをつけ精神的ショックを受けます。そんな時は当店にご相談させてください。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
5月、こどもの幸福と母に感謝する「こどもの日」、「母の日」を迎え、いつもならお祝いムードに包まれるのだが、グローバルな世界の弊害なのだろうか、昨年11月中国武漢で発生した新型コロナウィルスは世界各地に拡散し、我が国においてはその脅威対策として政府により緊急事態宣言が全国に発せられた。
不要不急の外出「自粛」、密閉、密集、密接「3密」空間の回避そして「手洗い」の徹底等を促し感染拡大防止に警鐘を鳴らしている。私たちはこの事態を逆手に取り、未来のために学ぶ機会を得られたと前向きに捉えることが肝要です。
自粛要請で自宅待機を良い機会と捉え、虫干し タンスから着物を取り出して初夏の風に当てたら如何でしょうか。もし着物の異変に気づいたら当店にご相談ください。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
6月、梅雨の季節を迎え雨に美しく咲く紫陽花に心和む今日、ようやく新型コロナウィルス感染減少にともない緊急事態宣言が、すべての都道府県で全面解除された。しかしこの秋冬再び襲って来るだろうコロナ感染第2波に備えて政府は、「新しい生活様式」、不要不急の外出の「自粛」、「3密」の回避、人との「距離間」そして「リモートワーク」などの働き方を推奨している。合理的ではあるが、私たちが目指す連帯し支え合う社会とかけ離れてしまうのではないか危惧される。
ともあれ「転ばぬ先の杖」万が一のため準備しておくことが大切です。雨の日の着物の難敵、泥はねは困ったものです。着物生活の楽しみを阻害することに対してお困りの方は、是非当店にご相談ください。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
7月、梅雨明けと併せコロナ収束が待ち遠しい今日、なかなかマスクを外すことが出来ません。本来ならば快適に過ごす夏の季節を自由に旅行や各種イベントに参加をして楽しさを満喫できるのだが、そうはいきません。
それでも都道府県をまたぐ移動が解禁され、徐々にではあるが無観客でのプロ野球始め各種イベントが開催され、旅行など付随した観光産業に光が当たり、滞っていた社会経済活動に反映されて良い影響を与えております。
このような時だからこそ「ステイホーム」から脱却して、今まで出来なかったことをしてみたら如何でしょうか。着物離れと言われて久しいですが、うちわ片手に浴衣で夕涼み、「着物っていいな‼」を実感してみたら如何でしょうか。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
8月、暑中お見舞い申し上げます。
日本各地に甚大な被害を及ぼした「7月豪雨」そしてコロナ禍が収まらない中、政府は、観光支援事業「GoToトラベル」キャンペーンを開始した。日本経済において吉と出るか凶と出るか大いなる実験である。
実験と言えばトーマス・エジソンの言葉「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」を思い出す。その名言にたがわない棋士が将棋界に現れた。藤井聡汰弱冠17歳11か月での新棋聖です。その偉業を成す言葉の変遷が面白い。初めは「僥倖」と謙遜し、今は「対応」と自信に満ちた言葉を告げている。
今まで築いてきた四季の装い、夏の紗や絽の着物は、ひらめきの逸品です。夏の風情を満喫した後の着物のお手入れは当店にお任せください。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
9月、遅い梅雨明け後の猛暑の日々が延々と続き、本格的秋の到来を望む毎日です。
日本経済は、2012年第2次安倍政権でデフレ下の経済を立て直す政策「アベノミクス」3本の矢は、まともに的に当たらず今日を迎えました。又新型コロナウィルス感染防止対策に有効な政策を打ち出せず、今年の4~6月期国内総生産は年率換算マイナス27.8%の落ち込みを示した。
そんな中、将棋界のプリンス藤井聡太棋聖が「王位」を奪取して、最年少で2冠の快挙を成し遂げた。羽織袴の着物姿で記者の質問に「望外というか、実力以上の結果だった」と謙虚に喜びを語る姿を目の当たりにして多くの人は、「着物っていいね」を実感したことでしょう。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
10月、夏から秋へと季節が巡り我が国の政治も安倍長期政権から菅政権に移行した。この報道に触れたとき、カタクリの花の事を思い出す。
まだ多くの草花が咲かない早春に人目を避けて凛と咲く、紅紫の可憐な花です。環境の変化には弱く特に根に注意を払わなければなりません。しっかり養生をすれば10年以上美しい花を咲かせますが、怠るとあっと言う間に枯れてしまいます。
ところで、女子プロテニスの大坂なおみ選手は、一時スランプに陥っていたが、今年の全米オープンテニスで2度目の優勝を果たした。人種差別反対の思いを込め勝ち取った栄冠に拍手を送りたい。その姿に根を張ったカタクリの花を重ね合わせた。
着物文化もしっかり根を張り時代の春に可憐な花を咲かせます。当店はそのお手伝いをさせていただきます。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
11月、初冠雪の便りが届き始め冬支度の準備に追われる頃となりましたが、巷では日本学術会議任命拒否問題で世間のひんしゅくを買っております。
そんな中、2020年地方移住人気ランキングが発表され、1位には3年連続長野県が選ばれた。東京での人気集計ですので首都圏からの近さはもとより、とりわけ豊かな自然の美しさが私たちに忘れかけさせている望郷の念を思い起こさせているのだろう。新聞に掲載された初冠雪の八ヶ岳連峰を背景に霧ケ峰高原の紅葉とのコントラストを収めた写真は、美しい当県を表していた。
そんな当県の秋は、着物に親しみ、楽しむ最高の季節です。思う存分着物で遊んだ後の着物のお手入れは当店にお任せください。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151
12月、今年もあと一月足らず。振り返って見ると終息の見えない新型コロナウィルスに振り回され、国内各種イベントが中止又は延期になり社会経済活動に多大な影響を及ぼした年でした。
そんな中、恒例の世相を的確に表す言葉「新語流行語大賞」を選ぶ時期となりました。過去に遡って記憶に残るのは、1995年「がんばろうKOBE」、2013年「お・も・て・な・し」、2017年「忖度」災害の復興や東京オリンピック招致を願いそして政権への過度な思いやりが流行語大賞に選ばれました。今年は新型コロナウィルス関連の言葉「三密」「ステイホーム」「クラスター」等感染拡大を防止する表現が選ばれることでしょう。
来年は、新型コロナから別れを告げ、マスク無しの日常生活に戻り、着物を楽しむ生活が送れる年になればと願うばかりです。
今年1年のご愛顧ありがとうございました。
きもの病院開設 松代郵便局前 TEL:026-278-2151